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悪夢から覚めるための4つの約束

私たちは、自動的に飼い慣らされた動物である。
今や、私たちは、与えられた信念システム、
同じ褒美と罰のシステムに従って、自分たちを飼い慣らすことができる。

信念システムは私たちに一人前の人間は、どう振る舞うのか教える。
同時に私たちは、批判することも覚える。
私たちは、自分たち、他の人々、隣人を批判し、裁くことを覚える。
私たちは、ママやパパが好むことをするとよい子と呼ばれ、
望まないことをすると悪い子と呼ばれる。
規則に逆らうと、罰を受ける。規則に沿っていれば、ご褒美を受ける。
私たちは、一日のうち、何度も罰せられ、同時に何度も褒美を受ける。

やがて私たちは、罰を恐れ、褒美をもらえないことを恐れるようになる。
こうして私たちは、褒美を受けるために、
他の人たちが私たちにしてもらいたい、望むことをし続ける。
信念システムは、私たちの心を支配する「法の書」である。
たとえ、その判断が、私たちの本性に反していると思われる場合でも、
飼い慣らしのプロセスの中で、私たちの心にプログラムされる。
こうした合意が「法の書」にまとめられ、私たちの夢を支配する。


ドン・ミゲル・ルイスはこうした悪夢の中に埋没した人間の精神が
悪夢から覚めるための方法を「4つの約束」という形で提唱しています。

1.正しい言葉を使うこと
2.何事も個人的に受け取らないこと(客観視)
3.思いこみ(憶測)をしないこと
4.つねにベストを尽くすこと


1.正しい言葉を使うこと

言葉を通じて、あなたは全てを顕現させる。
どんな言葉で話そうと、あなたの意図というのは言葉を通じて現れ出る。
言葉は、単なる音声や文字ではない。
言葉は、もっとも美しい夢を作り出すことができるが、
同時にあなたの周りのものを破壊することもできる。
それは地獄を作り出す。あなたの言葉は、純粋な魔術であり、
間違った言葉を使うことは黒魔術なのだ。

ゴシップは、黒魔術の中でも最悪のものである。
それは全くの毒だからである。
子供の頃、周りの大人がしょっちゅう、ゴシップをしているのを聞いている。
大人たちは、知らない人に関する意見や考えまでも、言い合う。
感情的な毒は、意見や考えに乗って流れていく。
私たちは、こうしたことを正常なコミュニケーションとみなしているのだ。

私たちは、常に自分たちに対して話し続ける。
「ああ、私は太っている。私は醜い。私は年をとった。
私は、髪が薄くなった。私は馬鹿だ。私はなにもわからない。
私は決して完全ではない」と言い聞かせているのである。
いかに私たちが、自分たちに背く言葉を使っているのか、おわかりだろうか。

 
2.自分のこととして受け取らないこと

あなたが、なんでも自分のこととして受け取るのは、
あなたが言われたことになんでも合意するからである。
合意した瞬間、毒はあなたに回る。
全てのことは自分に関することだ、という思いこみだからである。
教育を受ける間、あるいは飼い慣らしの期間の間、
私たちは、なんでも自分のこととして受け取ることを学ぶ。

他の人がどうあろうと、それはあなたのせいではない。
それは、他の人たち自身のせいである。
全ての人は、それぞれの夢の中に、その心の中に生きている。
私たち一人ひとりの住む世界は、全く違うのである。
私たちが物事を自分のこととして受け取るとき、私たちは、
他の人が私たちの世界について知っているという思いこみを持っている。
そして私たのは、私たちの世界を、他の人の世界に重ね合わせるのだ。

たとえば、誰かが直接あなたを侮辱したような場合でも、
それはあなたとは関係がない。彼らが何を言い、どんな考えを持とうと、
何をしようと、それは彼ら自身が自分の心の中で結んだ合意によるのである。
彼らの視点というのは、飼い慣らしの期間に受けたプログラミングに基づいているのである。


「私」はいつも価値のある存在であることを求めている。
自分はひとよりすぐれていると思いたいし、思われたがっている。
すべてを自分のこととして受け取ることで毒をくらってしまうという視点は、
すべてひととの比較においてでてくる視点である。
だからひとから侮辱されることで打撃を受けてしまう。
実のところそこに「他者」は存在していないのだ。
そこにあるのは自分の投影なのだ。
だから人が投影したものについて、それを自分だと思いこむ必要はない。

神はすべてのすべてであるのだからすべてに関して
神は当事者であるということと同じである。
しかしそこに他者はいない。だからその他者との比較で
なにかが問題になるということはありえない。


3.思いこみをしないこと

私たちは、ほとんど全てのことに思いこみをする癖がある。
思いこみをすることが問題なのは、私たちがそれを真実と信じるからである。
私たちは、思いこみを本当だと言い張る。
他の人がやったり、言ったりすることに思い込みをし、
それを個人的に受け取って、自分たちの言葉に感情的な毒を盛り込む。
私たちは、誤解をする。私たちは、個人的に受け取る。
こうして私たちは、何でもないことから、大騒ぎのドラマを作り出すのである。


人は自分のつくりあげた物語を自分で演じている俳優だ。
問題はそれを自分がつくっているという自覚がないこと。
物語は自分だけがつくっているのではなく、他の人もつくっているのだけれど、
自分の物語だけが真実だと勘違いしてしまうのだ。

思いこみというのは、集団でもよく起こる。
世の中はおしなべてそういう集団単位の思いこみで満たされていて、
たいていのことではそういう思いこみに逆らえるものではない。
世の中の常識というものの多くは、ちゃんと考えてみれば、
おかしなことがたくさんあるのだけれど、それを疑っては生きていけないのだ。
科学は真理であるというような非常に危険な思いこみまでふくめて
それらに疑問を呈することは、多く物議をかもすか、
悪くすれば、ほとんど奇人扱いされてしまうのがおちだ。

四つの約束
ドン・ミゲル ルイス
コスモスライブラリー



◆ドン・ミゲル・ルイス「4つの約束」/トルテック・ノート より抜粋編集
https://r5.quicca.com/~steiner/novalisnova/sinpigaku/four.html


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プロフィール

Nada

Author:Nada
オカルト・陰謀論・不思議などに興味があります。主にD.アイク氏、無明庵EO氏などに影響を受けてます。
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