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月について1/グルジェフ

『チャーンドーギヤ・ウパニシャッド』の
「〔月は〕ソーマの王で、神々の食物である。
それを神々は食べる」という奇妙な文章について。

まず素直にウパニシャッドの文章を読めば、
月は神々のソーマ酒を作る製造所であり、
そのソーマ酒の王を神々は食物とすると読める。
グルジェフの「人間は月の食料説」をウスペンスキーが書いた
グルジェフの思想ノートである『奇蹟を求めて』から見ていくことにしたい。

月は成長し、発展している。
おそらくいつかは、地球と同じレベルに達するだろう。(P50)

月は現在、有機生命体を、人類を食べて生きているのだ。
人類は有機生命体の一部だ。
つまり人類は月の食料なのだ。
もしすべての人間があまりにも賢明になったら、
きっと彼らは月に食べられるのを嫌がるだろう。(P100)

我々のシステムでは、創造の光の終結点、
いうなれば支流の成長的終結点は月である。
月の成長、すなわち月の発展と新しい支脈の組成のための
エネルギーは地球から送られおり、
地球ではそのエネルギーは太陽と太陽系の他のすべての惑星と
地球自体の共同活動によって生みだされる。

このエネルギーは集められ、地球の表面に位置する
巨大な蓄積機に保存される。
この蓄積機とは地上の有機生命体である。
すなわち地上の有機生命体が月を養っているのだ。
地球上に生きるすべてのもの、人間、動物、植物は月の食料なのだ。

地上の有機生命体が月がなくては存在できないのと同様に、
月も地上の有機生命体がなくては存在できない。
それ以上に有機生命体にとっては月は巨大な電磁石なのだ。
もし電磁石の活動が急に止まりでもすれば、
有機生命体は無へと消え去ってしまうだろう。

月の成長と暖化の過程は地球上の生と死に結びついている。
死のときには、すべての生き物はそれ自身に
<生命を与えて>いたエネルギーの一定量を解放し、
そしてこのエネルギー、あるいはあらゆる生物
――植物、動物、人間――の<魂>は、
あたかも巨大な電磁石にひかれるように月に誘引され、
そして月を成長させる暖かさと生命、
つまり創造の光の成長を月にもたらすのだ。

宇宙全体の経済という点では何も失われず、
ただある次元でその働きを終えた一定量のエネルギーが
別の次元へと移っていくだけなのだ。
月は<末端に>、すなわち宇宙の終結点にあり、
それは<外の暗やみ>なのだ。

生物全般に対する月の影響は、地球上で起こるあらゆることにも現れる。
人間、動物、植物のあらゆる行動、活動、意志表現は月に依存しており、
また月によってコントロールされているのだ。
他のすべての生き物と同様人間も、生命の普通の状態においては
月から自らを引き離すことはできない。
もし彼が誰かを殺すとすれば、月がそれをするのだ。

精神的な力と能力の発達に伴ってやってくる解放は
月からの解放にほかならない。
我々の生活の機械的な部分は月に依存し、また従属している。
もし我々が自らの内部で意識と意志を発達させ、
機械的な生活とあらゆる機械的な表現を
それらに従わせることができれば、
月の力から逃れることができるだろう。(P142-143)


◆『パーシュパタスートラム(獣主派経典)』を読む 第2章 第10節
https://ameblo.jp/zaiva0925/entry-12247637837.html より抜粋


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